生産者が直接花きを出品・販売できるマーケットプレイスを提供するフレネットHIBIYAの自社ECサイト活用方法とは


株式会社フレネットHIBIYA様は、東京・大阪・福岡の市場に拠点を持ち、花の仲卸としてさまざまなお客様に花を届けています。これまでは市場を通じたBtoB取引が中心でしたが、新たにECを活用し、生産者が直接出品してお客様に販売できるマーケットプレイスを構築しました。

今回は、株式会社フレネットHIBIYAのご担当者様に、ECサイト導入の背景やその効果についてお伺いしました。

<お客様プロフィール>
株式会社フレネットHIBIYA
企画推進部 ハナノヒマーケット推進グループ
WEBプロデューサー
吉田 晋 様

 

生産者と市場をつなぎ花の流通を支える株式会社フレネットHIBIYA

株式会社フレネットHIBIYA 吉田様(以下、吉田様):
当社は、生花や鉢物、資材といった花にまつわる総合仲卸として、東京・大阪・福岡の市場に構える仲卸店舗を拠点に花の流通を支えています。親会社の日比谷花壇だけでなく、さまざまな花屋や量販店へ花きの販売・卸を行っています。

前身は日比谷花壇の仕入部門で、そこから独立して一つの会社になりました。OEMや商品を制作する日比谷花壇の提携事業部門や、物流に対応するロジスティック部門があったり、2024年10月には同じ仲卸の株式会社大田フレッシュフラワーズと合併したりなど、花きにまつわる幅広い業務を行える会社になりました。

当社は市場での買い付けはもちろん、生産者様と直接契約し市場を通さないお取引もしています。直接取引をすることで、市場への手数料が発生しない分、生産者様の利益率も上がりますし、私たちもフレッシュな花きを仕入れられ、店舗やECサイトへ安く販売ができるので双方にメリットがあります。

 

▲企画推進部 ハナノヒマーケット推進グループ
WEBプロデューサー
吉田 晋 様

 

吉田様:
もともと「百花市場」という名称でECサイトを運営していましたが、2024年7月に日比谷花壇のブランドの一つである「ハナノヒ」を冠した「ハナノヒmarket」へ名称変更をしました。日比谷花壇グループとして、さまざまなお客様に対してサービスをお届けするという意味を込めています。

以前はBtoBのお客様向けのクローズド型サイトでしたが、現在のECサイトは、出品者として生産者様が直接ユーザーへ販売できる仕組みを構築しています。生産者様の中には、「ECサイトをやってみたいが手を出せない」「なかなかマーケットを探せない」という方もいらっしゃいます。そういった生産者様に対し、当社のモールを活用して販売チャネルを広げていただくことを目的にハナノヒmarketは作られました。

 

生産者が直接花の販売ができるECサイトについて

─ECサイトの役割について教えてください。

吉田様:
もともとがクローズド型ECサイトだったこともあり、ハナノヒmarketは法人のお客様に多くご利用いただいております。日比谷花壇をはじめ、大手量販店様やフラワースクールの講師の方などが主なお客様となります。

2024年度からtoC向けにも展開し始めており、現在は法人と個人の割合が8対2くらいになりました。ロット販売がメインなので、なかなか個人のお客様のニーズに合いにくいこともあり、どのような戦略でtoC向けに販売していくかは今後の課題ですね。一方で、以前のクローズドサイトの場合は、個人のお客様からお問い合わせがあっても、決済の仕組みや卸価格しか表記できないといった点からお売りすることができませんでした。現在は個人のお客様にも購入いただける仕組みができたので、機会損失は減りました。

市場の買参権をお持ちでない方や市場に来られない方に対し、営業の際にECサイトをご案内しています。以前のサイトだと取引契約書の締結などが必要でしたが、現在のサイトはそのやりとりが不要なので非常に勧めやすくなりました。

また、コロナ禍には花を使った制作をされている方のみならず、美容室・飲食関係の方が店舗にお花を取り入れたいということで新規でご登録されるケースも多かったです。こういった方にとって、オンラインで花を探して購入できるという体験は良いものなのかもしれないと改めて感じたきっかけでもありますね。

─EBISUMARTをご導入いただいた背景を教えてください。

以前のサイトはフルスクラッチだったため、拡張性がなく、セキュリティ対策やスマホ対応に課題がありました。またCMSも入っていなかったので、更新の際は都度コードを書いたり保守会社に依頼をしたりしなければならず、時間やコストがかかっていました。それを解消するためにECサイトのシステムの乗り換えを検討し始めました。

EBISUMARTの導入を決めたきっかけは、拡張性と機能性、マーケットプレイス機能を備えていて、かつ使いやすそうだと感じたことです。もともとSaaS型に絞って検討していたわけではないのですが、検討を進めるうちにSaaS型の方が良いと考えました。

─特に重要視した機能やサービスなどはありますか。

CMSとセキュリティですね。

CMSが入ったことで更新の利便性が非常に高まりました。EBISUMARTであれば、トピックの作成から画像のアップロード、トップページのバナーの切り替えなども簡単にできます。

また、セキュリティ対応も容易になりました。法改正などで対応が迫られる中、一括で任せられるため大変便利だなと感じています。担当者の方が親身になって説明してくれ、我々が実現したいことに対し伴走して具現化していただいています。

また、顧客管理も便利になりました。当社では少し特殊な顧客管理をしているのですが、以前のサイトではそれが実現できませんでした。現在は簡単な操作だけで管理ができるようになりましたね。

─導入効果を教えてください。

業務の効率化につながっています。30~40%程度の工数の削減につながっていると実感しています。

また、運用のランニングコストも以前と比べて下げられているので、その分、別の施策に予算を充てることができています。

文字サイズや色調、サイト自体も整ったため、お客様からは見やすくなったというお声もいただいています。

 

今後の展望 ━ お花をより多くの人に楽しんでもらうためのマーケットプレイスに。

吉田様:
まだまだEBISUMARTの機能を活用しきれていない部分もありますが、今の状態でも満足度は高いです。

今後出品者様をどんどん増やしていく中で、増えたときの見せ方や決済の部分などについてはまたご相談させていただきたいと思っています。

生産者様が安心して販売ができ、お客様も安心して購入ができることでお花がもっと活用されるよう、マーケットを広げていきたいですね。ECサイトを単独の販売サイトとしてだけでなく、マーケットプレイスとして作っているので、より多くの人にお花を楽しんでもらいたいなと思っています。生産者様からもシステムに対してご要望をいただくこともあるので、EBISUMARTの担当者の方と相談しながらより良いシステムになるよう進めていきたいです。

フレネットHIBIYA様
お忙しい中 ありがとうございました。
(取材日:2025年3月)

PROFILE
会社名:株式会社フレネットHIBIYA
本社:東京都港区

SITE PROFILE
サイト名:ハナノヒmarket
https://hananohi-market.com/

株式会社フレネットHIBIYA様が運営する旬の花材を販売するオンラインモール「ハナノヒmarket」です。全国の仲卸をはじめ生産者などから新鮮なお花を直接購入することができます。当サイトはモール型として運営されており、モール型向け機能のカスタマイズ機能を実装しました。

 

「EBISUMART」について

提供会社:株式会社インターファクトリー
「EBISUMART」はECパッケージとASPの両システムのメリットを兼ね備えており、常に最新・最適化されたクラウドコマースプラットフォームです。
サイトリニューアルやオムニチャネル、BtoB-ECなど、業界業種問わず累計800サイト以上の構築実績があり、お客様のニーズを迅速に反映しながら、EC事業の成長をお手伝いさせていただきます。

URL:https://ebisumart.com/


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