初心者でも分かる!ECサイトのアクセス解析の基本と成果を出す方法

現代のビジネスでECサイトは欠かせないツールであり、その成功にはアクセス解析が不可欠です。

この記事では、主要な解析指標を用いてユーザーの行動を把握し、効果的なサイト運営を目指すための手法を紹介します。

目次

① ECサイトのアクセス解析とは?
② ECサイトのアクセス解析で見るべきKPIとユーザー行動の指標
③ ECサイトのアクセス解析に使えるツール
④ ECサイトのアクセス解析を使った改善プロセス(PDCAサイクル)
⑤ ECサイトのアクセス解析で網羅的に見たい関連テーマ

ECサイトのアクセス解析とは?

ECサイトのアクセス解析は、訪問ユーザーの行動を詳しく分析し、運営改善に役立てるための手法です。アクセス解析により得られる詳細なデータをもとに、売上アップや顧客満足度向上を目指しましょう。

ここでは、初心者でも理解しやすくするために、基本的な活用方法や目的を解説します。

ECサイトのアクセス解析の重要性

ECサイトのアクセス解析とは、サイトに訪れるユーザーの行動データを収集・分析することです。このプロセスにより、どのページが多く訪れられているか、どのくらいの時間滞在しているかなどを把握できます。

アクセス解析は、ECサイトのパフォーマンス向上に直結し、顧客のニーズを理解するために非常に重要です。また、具体的な施策を考える際の土台となり得ます。

ECサイトのアクセス解析で使える主要指標とは

アクセス解析では、訪問者数、ページビュー(PV)数、セッション数などが代表的な指標として挙げられます。これらの指標は、サイトの人気度や利用頻度を評価することに役立ちます。

他にも直帰率やコンバージョン率といった指標もあります。これらはユーザーのサイト内での行動をより深く理解するために不可欠です。これらの指標を活用することで、具体的な改善策を見出し、業績を向上させることが可能になります。

ECサイトのアクセス解析で見るべきKPIとユーザー行動の指標

ECサイトの運営において、アクセス解析で見るべきKPI(重要業績評価指標)をしっかりと把握することは非常に重要です。ユーザー行動を理解することで、サイト改善の糸口が見えてきます。

ここでは、指標の意味や分析のポイントを解説します。

アクセス状況(訪問者数・PV数・平均滞在時間)

ECサイトのアクセス状況を把握する基本的な指標として、訪問者数、PV(ページビュー)数、平均滞在時間があります。

訪問者数はサイトを訪れたユーザーの数を示し、どの程度の人がサイトにアクセスしているかを示します。PV数はページが表示された回数を表し、ユーザーがどれだけコンテンツに興味を持っているかの指標になります。平均滞在時間は訪問者の滞在時間を測るもので、ユーザーがどれくらい深くサイトを利用しているかを示します。

これらの指標を組み合わせて分析することで、サイトの人気ページや改善点を見つけることができます。

離脱率・直帰率・カート放棄率・回遊率の見方

ECサイトのパフォーマンスを評価する際、離脱率、直帰率、カート放棄率、回遊率は重要な指標です。

離脱率はページを最後にしてサイトを離れたユーザーの割合を示し、サイトの使いにくさやコンテンツの質が影響します。直帰率は最初のページでサイトを離れた割合で、最初の印象の良し悪しを示します。

カート放棄率は商品をカートに入れた後に購入しないユーザーの割合で、購入プロセスの障害を見つけるのに役立ちます。回遊率はユーザーがどれだけサイト内を動き回るかを示し、ユーザーエクスペリエンスを改善する手がかりになります。

コンバージョン率、顧客単価、利益率、顧客生涯価値など

ECサイトの最終的な目的は売上を上げることです。そのためにコンバージョン率、顧客単価、利益率、顧客生涯価値(LTV)などの指標を理解することが大切です。

コンバージョン率は、訪問者が購入などの目的の行動をとった割合で、マーケティング施策の成果を測るものです。顧客単価は一人当たりの平均購入額を示し、商品のアップセルや価格設定の見直しに役立ちます。

利益率は売上に対する利益の割合を示し、コスト管理の指標となります。顧客生涯価値は長期的な収益を測るもので、顧客維持施策の効果を確認できます。

ECサイトのアクセス解析に使えるツール

ツールの選定は、解析結果の精度や使い勝手に大きく影響します。

ここでは、ECサイトでのアクセス解析を行う際に役立つツールを紹介します。

Googleアナリティクス/Googleサーチコンソールの活用

Googleアナリティクスは、訪問者数やPV数などさまざまなデータを取得できる強力なアクセス解析ツールです。このツールを使うことで、どのページが人気か、ユーザーがどこで離脱するかを把握できます。

一方、Googleサーチコンソールは、検索エンジンの最適化に欠かせない情報を提供します。検索キーワードやインデックス状況を確認することで、SEO対策が具体的に行えます。

これらのツールを組み合わせることで、ECサイトのパフォーマンスを改善し、訪問者の動向をより深く理解できます。設定や利用方法も簡単で、初級者でも扱いやすいのが特徴です。サイトの分析を始める際、まずはこれらのツールを導入してみてください。

ヒートマップ分析ツールや広告効果測定ツール

ヒートマップ分析ツールは、ユーザーのサイト内での動きやクリック状況を視覚的に示してくれます。このツールを使うと、どの部分が注目されているか、また注目されていないかを一目で把握可能です。効果的なレイアウト改善に役立ちます。

広告効果測定ツールは、広告キャンペーンの成果を測定するためのツールです。広告経由でのコンバージョンやクリック率を追跡でき、効果的な広告戦略の構築に役立ちます。どちらのツールも、データを活用して戦略を練るのに不可欠です。

ECサイトのアクセス解析を使った改善プロセス(PDCAサイクル)

PDCAサイクルは、ECサイトのアクセス解析を効率的に活用し、サイトの改善に役立てるプロセスです。

ここでは、データに基づいて行動を検討し、仮説を立て、施策を講じ、結果を分析し、次のステップに進む一連の流れを解説します。

仮説立案からKPI設定までのステップ

ECサイト改善の第一歩は、現状の把握と課題を明確にすることです。アクセス解析データをもとに、どの部分で改善が必要か仮説を立てます。例えば、直帰率やカート放棄率が高い場合、ユーザーエクスペリエンスの改善が必要かもしれません

次に、改善の成功を判断するためにKPI(Key Performance Indicator)を設定します。これには、コンバージョン率やセッション継続時間などが含まれます。KPIを設定することで、具体的なゴールに向かって改善施策を行うことが可能になります。

A/Bテストなどの施策実行と効果測定

仮説を基に設定したKPIを達成するため、さまざまな施策を実行します。この際、A/Bテストは非常に有効です。A/Bテストは、2つの異なるバージョンのWebページをユーザーにランダムに表示し、どちらがより高い成果を出すかを比較する方法です。

効果測定には、導入した施策がKPIにどう影響を及ぼしたかの確認が含まれます。例えば、A/Bテストの結果を分析し、より効果的なデザインや文言を選ぶことで、転換率が向上する可能性があります。結果に基づいて次のステップを改善し、PDCAサイクルを回していくことで、ECサイト全体のパフォーマンスを向上させることができます。

ECサイトのアクセス解析で網羅的に見たい関連テーマ

ECサイトのアクセス解析では、より効果的なマーケティング戦略を立てるために関連テーマを幅広く網羅することが重要です。

ここでは、デバイス別の流入やユーザー属性ごとの分析について紹介します。

デバイス別の流入(PC・スマホなど)への対応

ECサイトを訪れるユーザーは、PCやスマートフォンなどさまざまなデバイスを使用しています。デバイス別に流入を分析することで、ユーザーインターフェースやサポート体制を改善し、それぞれのデバイスに合った最適なユーザー体験を提供することが可能です。例えば、スマホからのアクセスが多い場合、モバイルファーストなデザインを採用すると良いでしょう。

ユーザー属性や流入元ごとのセグメンテーション分析

ユーザーの属性や流入元に基づいたセグメンテーション分析は、顧客ニーズの深い理解を促進します。年齢、性別、地域などのデモグラフィック情報を活用することで、特定のグループに向けたカスタマイズされたプロモーションを計画できます。

また、流入元(例えば、ソーシャルメディアや検索エンジン)ごとにユーザー行動を把握し、最も効果的なチャネルを選定することが可能です。これにより、広告投資の効率化を図れます。

まとめ

初心者から中級者向けにECサイトのアクセス解析について解説してきました。アクセス解析は、サイトの訪問者数や直帰率、コンバージョン率などを分析し、事業の方向性を見定める重要な手段です。サイトの改善に向けて効果的な分析手法を学ぶことで、売上アップなどのより良い結果が得られます。

Googleアナリティクスやヒートマップ分析ツールの活用法、KPI設定からPDCAサイクルによる改善プロセスまで、具体的なステップを知ることで、マーケティング施策の成功につながります。これを機に興味を持った方は、ぜひ自身の事業へ活用してみてください。

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ABOUT US
首藤 沙央里
2019年9月、株式会社インターファクトリーに入社。 マーケティングチームにてオウンドメディア運用を担当し、年間40本以上の記事を掲載。 社内広報、採用広報に加え、EC業界やクラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART」についての情報発信も行う。