「ショッピングモールとショッピングカートの違いが分からない」
「新しくネットショップを立ち上げたいけど、費用面とセキュリティ面が不安」
このように、ネットショップを立ち上げたくても、構築方法やサービスが多岐にわたるため、具体的に何を選択すればいいのか分からない人は多いのではないでしょうか。
代表的なネットショップ構築方法は、独自ドメインで自社サイトを構築する方法にショッピングモールを加えた以下の6つになります。
◆代表的な6つのネットショップ構築方法
・構築いらずの「ショッピングモール」
・低コストの「オープンソース」
・カスタマイズ性に優れる「パッケージ」
・大企業向けの「フルスクラッチ」
・いいとこ取りの「クラウドEC」
これらの構築方法にはそれぞれ特徴があり、メリット・デメリットが存在します。そのため、選ぶ際には費用やセキュリティ等多くのポイントを考慮に入れる必要があります。この記事では、考慮したいポイントを以下の3つに分け、「選ぶ際のコツ」としてお伝えします。さらに、+αの判断材料として、各方法が向いている事業規模も紹介していきます。それぞれについて、後ほど詳しく紹介していきます。
◆構築方法を選ぶときの3つのポイント
・予算に合ったサービスを選ぶ
・拡張性やカスタマイズの可否を確認する
本日はこのような流れで、ネットショップを始める際に知っておきたい基本的な構築方法と選ぶ際のコツを解説し、最後に各構築方法に合った代表的なサービスについて紹介します。「3つのポイント」を意識して読み進めていただければ、ネットショップ構築への理解が深まり、求める条件に合った構築方法が見つかるでしょう。
目次
① ネットショップの代表的な6つの構築方法
② ネットショップの構築方法を選ぶときの3つのポイント
③ ネットショップの構築方法ごとの事業規模
④ 【構築方法別】代表的なサービス一覧
ネットショップの代表的な6つの構築方法
それでは始めに、ネットショップの代表的な6つの構築方法を紹介していきましょう。
①初心者でも構築しやすい「ASP」
ASPは、「○○○.com」や「△△△.jp」のように独自ドメインを取得し、自社オリジナルのネットショップを作成する方法です。 ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)を利用したネットショップ構築方法で、ショッピングカートASPとも呼ばれています。独自のサイトを構築するため、規制やルールがないサービスも多く、デザインの自由度が高いためブランディングに有効です。
また、すでに用意されたシステムや機能を利用するため、導入までの期間が短く、初期費用や運用費用も抑えることができ、利益率が高いことが特長です。チャットや電話を通したサポート体制も充実しているため、専門的な知識や技術のない初心者でも簡単に構築しやすいといえます。
独自サイトを運営するため、価格競争に巻き込まれることは少ない一方、ショッピングモールと異なり集客は自社で行う必要があります。集客力を上げるまでに時間がかかるため、すでにファンを持つ有名ブランドや、実店舗での売上実績があるショップ、ビジネスとして本気でネットショップを成功させたい店舗に向いています。
代表的なサービスとしては有料のものと無料のものがあるので、それぞれのサービスの機能面やサポート体制などから、自社に最適なものを選ぶとよいでしょう。
②構築いらずの「ショッピングモール」
ショッピングモールとは、Amazonや楽天のように、1つの大きなサイト上に多くの事業者が出品・出店している、インターネット上のショッピングモールのことです。
ASPと異なり、用意されているプラットフォームに出店するため、1からサイト構築を行う必要がありません。また、モール自体の知名度が高いため、独自のネットショップと比べて集客力に優れており、初心者でも始めやすいというメリットがあります。セキュリティ体制も強固なので、安心して取引ができます。
しかし、モールにはさまざまな規則があるため、オリジナルのデザインや独自マーケティング施策を実施することが難しく、ブランディングに弱いのが欠点です。さらに、複数の企業が出店しているため価格競争に陥りやすく、ショップが埋もれやすいというデメリットもあります。
また、広告費や手数料等のコストがかかるため、利益率が低くなりやすいところも懸念点です。
関連記事:
・新人担当者が「ECモール」を理解するためのプロの徹底解説
・「そろそろネットショップ!」と考える人が最初は楽天で出店すべき理由
③低コストの「オープンソース」
オープンソースとは、ソースコードが外部に公開されているソフトウェアのことです。無料で公開されていることが多く、このプログラムをインストールすると、誰でも無料でネットショップを構築でき、自由に改良や再配布することができます。そのため、非常に低コストでカスタマイズ性に優れていることが特徴です。世界中でさまざまなソースコードが公開されており、開発者により常に見直されているため、性能や安定性などについて高いクオリティを維持できています。
しかし、無料で誰でも利用できるというメリットがある反面、万全なセキュリティ対策が重要となってきます。トラブルが起こった際のサポート体制も提供されていないため、あらかじめサポート体制を構築しておくことが大切です。
また、カスタマイズについては、プログラミングの技術やシステム開発の知識のある技術者が必要になります。
④カスタマイズ性に優れる「パッケージ」
パッケージとは、ネットショップを構築するのに必要な機能やシステムがパッケージングされたもののことです。これをプロバイダーと契約して購入し、独自のサイトを構築します。商品や在庫管理等の基本機能をはじめ、外部システムとの連携やCMS機能等の豊富な機能が備わっているため、機能性とカスタマイズ性に優れているのが特長です。
オープンソースとの違いは、プロバイダーから購入するという点です。基本的にソースコードを公開していないため、セキュリティが強固であり、サポート体制も充実しています。
ただし、パッケージはコストの高さが懸念点です。一般的に、初期費用は数百万円かかるうえ、サーバを継続管理し、メンテナンスするためのランニングコストもかかります。具体的には、パッケージの購入に500万円以上、システムのアップデートに10万円以上/月程度は見積もっておく必要があります。そのため、小規模の企業や立ち上げたばかりの企業にとってはややハードルが高いかもしれません。
なお、小中規模向け、BtoB向けなどさまざまな製品があるため、自社に適した製品を導入しましょう。
⑤大企業向けの「フルスクラッチ」
フルスクラッチとは、ゼロからシステムを設計し、サイトを構築する方法です。最も大規模で、長期にわたる開発期間が必要となりますが、デザインや運用、管理をすべて自社で行うため、一切の制限がなく自由度や拡張性が非常に高いのが特長です。独自のシステム連携やバックエンド業務機能の追加など、完全に自社仕様のシステムが構築できます。
サイトの改善や最適化がしやすいこともメリットで、PDCAを迅速に回すことができ、顧客の要望にも迅速に応えることが可能となります。
ただし、高度な技術力や数千万円以上の膨大な開発費用が必要になるため、他の構築方法と比べてハードルが高く、社内でフルスクラッチを構築するには、開発力のあるIT部門とマーケティング部門との連携が欠かせません。そのため、導入・開発が可能な企業は、資金に余裕があり、開発体制のとれる大手企業に限られます。たとえば、ZOZOTOWNやユニクロなどのネットショップが代表的です。
さらに、スクラッチ開発でのサイト構築は、IT導入補助金の対象外である点にも注意が必要です。
また、完全内製化のデメリットとして、システムのブラックボックス化が挙げられます。新機能への対応やセキュリティ面において、システムの老朽化への対応が難しくなっていくことが懸念されます。
⑥いいとこ取りの「クラウドEC」
クラウドECとは、ASPとパッケージとフルスクラッチの長所を兼ね備えた構築方法です。クラウド環境のためシステムの最新性が保たれ、パッケージやフルスクラッチのような拡張性を持つことが特長です。自社でサーバを準備する必要がない点もメリットといえます。
デメリットとしては、ASPと比べると高額になってしまう点が挙げられます。それでもフルスクラッチよりは低価格でハードルが低いため、中規模以上の企業におすすめの構築方法です。
弊社インターファクトリーのebisumart(エビスマート)もクラウドECを使用しておりますので、クラウドECの具体的な特長を知りたい場合は、下記のebisumartの公式サイトをぜひご参照ください。
ネットショップの構築方法を選ぶときの3つのポイント
ここまで、6種類の構築方法を紹介してきました。それぞれ特徴とメリット・デメリットがあり、どの方法が自社に最適か迷ってしまう方も多いでしょう。ここからは、サービス選定の際に注目すべきポイントを解説していきます。
ポイント① 必要なスキルやサポート体制を確認する
構築方法によっては、専門知識や高いスキルを持つ人材が必要な場合があります。人材を確保できない場合は、「ASP」または「ショッピングモール」を検討するのが無難でしょう。トラブルが起きた時のサポート体制や、セキュリティ対策についても必ず確認するようにしましょう。
ポイント② 予算に合ったサービスを選ぶ
ネットショップで利益を上げていくには、予算に合ったサービスを選ぶことも大切です。中でも「ASPサービス」「オープンソース」は安価な構築方法として知られています。「ショッピングモール」は手軽な印象があるかもしれませんが、手数料などの費用が多めにかかるため注意が必要です。
ポイント③ 拡張性やカスタマイズの可否を確認する
ネットショップの機能やデザインなどにこだわりがある場合、拡張性の高さも重要なポイントとなります。「フルスクラッチ」に次いで、「パッケージ」「オープンソース」「クラウドEC」も高い拡張性を備えています。
ネットショップの構築方法ごとの事業規模
6種類の構築方法にはそれぞれ、向いている事業規模が存在します。自社の年商と照らし合わせることで、より適したサービスを選定しやすくなるでしょう。
・ショッピングモール:年商数百万円~1億円
・オープンソース:年商1億円以上
・パッケージ:年商1億円~50億円
・フルスクラッチ:年商50億円以上
・クラウドEC:年商1億円~50億円
【構築方法別】代表的なサービス一覧
先述した6つのネットショップ構築方法について、それぞれに対応する代表的なサービスを紹介していきます。
①ASP
カラーミーショップ
カラーミーショップは、GMOペパボ株式会社が提供している、月額制ネットショップ作成サービスです。2005年にサービスを提供開始し、現在では流通総額が1兆円に達するほど成長しています。手軽にサイトの開設と運営管理ができることから、国内店舗数No.1を誇っています。
カラーミーショップの特長として、開設後の売上成長から運用の効率化までのサポート体制が充実していることが挙げられます。たとえば、複数店舗とのスムーズな在庫連携が可能であり、ショップ運営の効率化が期待できます。
また、豊富な料金プランを展開しており、コストパフォーマンスも高いです。人気No.1のレギュラープランでは、初期費用3,300円、月額費用4,950円からショップ運営が可能です。
参考:カラーミーショップ
BASE
BASEは、BASE株式会社が提供している、初期費用・月額料金が無料のASPサービスです。ショップ開設まで30秒、販売まで30分と最短かつ手軽にサービスを利用することができるのが特長です。
ブランドの世界観や欲しい機能に合わせて、デザインのテンプレートやパーツをカスタマイズできるほか、スマートフォンにも対応。マーケティング機能や各種SNSとの連携も可能で、さまざまな販売方法や決済方法にも対応しています。
月商17万円未満の初心者向けのスタンダードプランでは、商品が売れた段階で、売上金額に対してサービス利用料と決済手数料がかかります。ただし、月商17万円以上の場合はグロースプランの方がお得になります。このプランでは、業界最安水準のランニングコストでサービスを提供しています。
参考:BASE
STORES
STORESはSTORES株式会社が提供しているサービスです。毎月1万ショップが開設されているSTORESは、ネットショップの運営に必要な多くの機能を月額無料で提供し、決済手数料が業界最安値の5%となっています。商品登録数も無制限で、Instagram販売との連携も可能です。
無料テンプレートが豊富で、アイテムの予約販売のほか、ユーザーの購入履歴等を管理する顧客管理ツールが備わっているのが特長です。
また、PCでもスマートフォンでも運用でき、ショップ訪問者の数や滞在時間等も容易に確認できるため、初心者でも気軽に運用できます。
参考:STORES
②ショッピングモール
楽天市場
楽天市場は1997年代に開設され、現在も根強いファンを持つ日本を代表するテナント型のショッピングモールです。非常に高い知名度があり、国内の楽天ID数1億以上と、国内最大級の集客力を誇ります。商品が認知されれば、購入される可能性も大きいでしょう。
また、ショップに専任ECコンサルタントがつき、初心者でも安心して出店できるよう、手厚いサポートをしてくれます。
費用については、スタンダードプランの場合は初期登録費用が6万円で、月額費用は5万円+利用料、さらに月間売上を考慮した手数料等のコストが必要となります。
参考:楽天市場
Amazon
Amazonは世界的に有名なショッピングモールの一つで、世界180か国以上で3億人以上の顧客にリーチすることができます。この圧倒的な集客力でブランド認知度を上げ、広い顧客層にアピールすることが可能です。
マーケットプレイス型のため、出店ではなく「出品」という形式での販売になります。支払い形態は以下の2プランです。
・大口出品(毎月一定額が支払われる形態)→4,900円+手数料/月
これらのプランは1か月に販売する商品数等が選ぶ基準になっていて、49点以上の場合は大口出品、49点に満たない場合は小口出品が適しています。なお、出品プランの解約や変更はいつでも可能です。
また、商品の保管・梱包・出荷・配送・返品などの業務を代行してくれるサービス、「フルフィルメント by Amazon(FBA)」 が特長です。
Yahoo!ショッピング
Yahoo! JAPANが運営するYahoo!ショッピングは、楽天市場と並んで日本を代表するテナント型ショッピングモールです。市場規模は楽天市場とAmazonに劣るものの、商品数、出店店舗数ともに3つのショッピングモールの中で最も多いです。2022年度では2兆9,880億円の取扱高を誇り、右肩上がりの成長を続けています。
Yahoo!ショッピングへの出店は、初期費用、月額システム利用料、売上ロイヤリティが無料です。ただし、モール全体の販促施策として、一律に全ストアからストアポイント原資負担、キャンペーン原資負担、アフィリエイトパートナー報酬原資、アフィリエイト手数料を支払う形になっています。料率は決められた範囲内で任意に設定でき、商材が売れた時に負担します。
参考:Yahoo!ショッピング
③オープンソース
EC-CUBE
EC-CUBEは、株式会社イーシーキューブが16年以上にわたって提供している国産のオープンソースで、国内でNo.1シェアを誇ります。35,000店舗以上が利用しており、ダウンロード数は180万を超えます。
外部サービスや基幹システムとも柔軟に連携しているので、サイトのデザイン性だけではなく、事業全体のカスタマイズ性にも優れています。
また、定期的な脆弱性診断を開発に組み込むことや、徹底した情報公開、さらにEC-CUBE本体へのセキュリティ強化機能等を備えるなど、セキュリティ対策にも注力しています。サポート体制にも力を入れており、オンライン窓口のほか、開発コミュニティのフォーラムや開発者・利用者が意見を書き込める掲示板「開発コミュニティ」を通じて不明点を気軽に解消できます。
参考:EC-CUBE「セキュリティ対策について」、「EC-CUBEアドバイザーご相談フォーム(入力)」、「EC-CUBE 開発コミュニティ」
関連記事:Commerce Marketing Blog「ECサイトをオープンソースで作る3つのプラットフォーム」
Magento Open Source
Magento Open Sourceは、米国Magento社(開発当時)によって開発された、越境EC専用のオープンソースプラットフォームです。2018年にAdobe Commerceにブランド統合されましたが、オープンソース版は「Magento Open Source」として残っています。
Magentoには残念ながら日本公式サイトはありませんが、日本語対応モジュールがあるので、それを利用することで日本語対応も可能になりますし、英語ができる場合は問題ありません。ただし、モジュールのインストールが難しい場合は、ネットショップ構築の代行業者を利用することもできます。
なお、海外の利用者が非常に多いので、ショップの決済方法は米国発のPayPalを利用するのがおすすめです。
WordPress (Welcart)
WordPressは世界一のブログプラットフォームで、無料で簡単にサイトを構築できるソフトです。そして、WordPress専用のネットショップのオープンソースプラットフォームがWelcartです。
すでにWordPressのサイトやブログを運用している場合は、Welcartのプラグインを導入することでURLを変えずにネットショップを実装することができ、離脱を心配せずに集客を望めます。
また、WordPressとWelcartは相互に連携しているため、一つの画面で一元管理することができます。さらに、WordPressサイトとの連携によってSEO対策に強くなる点も、他のサービスにはないうれしいポイントです。
関連記事:Commerce Marketing Blog「ECサイトをオープンソースで作る3つのプラットフォーム」
④パッケージ
EC-Orange
EC-Orangeは、株式会社エスキュービズムが提供する中堅・大企業向けのパッケージです。コンサルサポート業務も充実しており、EC企業が抱える課題に対して上流工程から支援しています。
また、共同印刷株式会社、株式会社タッグと共同開発したVRコマース技術を有しています。実際の店舗を元にVR空間上に店舗を再現させ、商品をまるで店舗にいるように選び、スマホで購入できるといった高度な技術力を備えています。
さらに、ソースコードを開示しているため、制約がなく柔軟に開発・運用体制をカスタマイズできることが魅力です。
参考:
・EC-ORANGE
・日本経済新聞「エスキュービズム、タッグ・共同印刷とパッケージシステム『EC-Orange VR』を共同開発」(2017年7月24日掲載)
ecbeing
ecbeingは、株式会社ecbeingが提供する中堅・大企業向けのネットショップ構築プラットフォームです。パッケージの中で業界最大のシェアを誇り、国内のネットショップ構築実績は1,600サイトを超えます。
ネットショップの制作からマーケティングなどの運営支援まで、トータルでサポート。トラブルやバグの処理などの圧倒的なノウハウ、開発エンジニアとマーケティング支援スタッフによる国内最大規模のサポート体制、独自のカスタマイズ性が強みです。
また、セキュリティに関しては、24時間365日有人監視体制といった強固な対策を行っているので安心です。
参考:ecbeing
⑤フルスクラッチ
フルスクラッチは、高い技術や専門性に加え、また多額の費用と長期にわたる開発期間を要しますが、オリジナリティのある独自のネットショップを構築できます。
ただし、大手企業のみが導入しているシステムであり、各社異なるECシステム会社に依頼しているため、代表的なサービスについては割愛させていただきます。フルスクラッチでの構築を希望する場合は、ECシステム会社の過去の開発事例を聞いたり、ビジネスマッチングサービスなどを活用したりして、自社が求めるシステムにマッチした提案をしてくれるサービスを選ぶとよいでしょう。
⑥クラウドEC
ebisumart
ebisumartは、株式会社インターファクトリーが提供している中・大規模ネットショップ向けのクラウド型ECパッケージです。クラウドで提供されているため、他サイトと比べて導入コストが低く、短期間で導入が完了します。さらに、システムが週に一回自動的にアップデートされるため、常に最新の機能に更新される点も魅力的です。
また、ユーザー限定の少人数制ワークショップを開催しており、他のユーザー企業と運用事例に関して交流を深め、新しい事例やヒントを得る機会や疑問点解消の機会につながります。また、自社開発システムなので、機能やデザインにおいてカスタマイズ性に優れています。
まとめ
今回の記事では、ネットショップの6つの構築方法と代表的なサービスを紹介しました。自社に適した構築サービスを選定することは、企業の成長のためにとても大切です。それぞれの特徴を簡単にまとめると次のようになります。
・ASP
初期費用と運用費用が安く、初心者向け。カスタマイズしやすい。価格競争に巻き込まれにくく、利益率が高い。
・ショッピングモール
大きなサイトに複数の店舗が出店する方法。手軽に出店できるが競合も多く、利益率が低い。ブランディングに弱い点、広告費や出店手数料等の費用が懸念点。
・オープンソース
非常に低コストかつカスタマイズ性に優れる構築方法。しかし、専門的なプログラミングスキルと知識、セキュリティ対策が必要。
・パッケージ
機能やシステムがセットされたパッケージを購入し、ネットショップを構築する方法。高価だが、豊富な機能とサポート体制が整っている。費用面で懸念点あり。
・フルスクラッチ
非常に高価で大企業向けの方法。自社で設計からサイト構築まで行う。最も自由度が高く、PDCAを素早く回せる。
・クラウドEC
ASPの最新性とパッケージ・フルスクラッチの拡張性を兼ね備えた、いわば「システムが古くならないパッケージ」。
それぞれの構築方法のメリット・デメリットを把握できたでしょうか。ぜひ自社にぴったりのサービスを見つけ、ネットショップを成功させていきましょう。
ネットショップの構築に困ったら
ebisumartのEC支援サービス「ebisu growth」は、ネットショップの構築、集客、運用など、ネットショップに必要な業務全般を支援するサービスです。弊社インターファクトリーでは、サイト構築から導入後まで、手厚いサポートを提供しております。
以下のような支援メニューで、経験豊富なコンサルタントが貴社のネットショップを成功に導きます。
◆EC支援サービス「ebisu growth」の提供サービス
✓戦略立案
✓ECサイト構築
✓集客
✓CRM
✓アクセス解析・運用改善提案
✓運用代行・制作代行
もちろん、ebisumartをご利用いただいていないお客様のご相談も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。